メールマガジン「フィンランド」 第14号 2008年5月
By Maya and Kari Gröhn
あっという間に5月になってしまいました。日本も暑いようですが、こちらフィンランドでも異例ともいえる温かさの中でヴァップ(5月1日)を迎えました。この時期に20度を超えるのはかなりまれだそうです。森は数日のうちにすっかり姿を変えてしまいました。
上の写真は芽生えのころ。下はその数日後。
春の訪れをまっさきに知らせてくれる花はバルコブオッコ。 (Valkovuokko Anemone nemorosa Wood anemone) まだ緑の少ない森の中でそこだけぽっと明るくなっているところがあります。それがバルコブオッコの花の群れです。この写真はついさっきサイクリングの帰りに撮ったものですが、バルコブオッコの花が咲き乱れているこの場所はフィンランドの文学者、アレクシス・キヴィが生前住んでいた家です。花の優しさとこの作家の痛ましい晩年は対照的です。
陽だまりの中では早咲きの野イチゴの花も。イチゴはフィンランド語でマンシッカ。野イチゴはアホマンシッカといいます。 Ahomansikka Fragaria vesca Wild strawberry
蕗はどこにでもあるのに、フキノトウを見るのはまれ。探しているときはなかなか見当たりませんが、何気なく散歩していると人の家の庭先にひょっこり。しかしフキノトウをみて春を感じるのは日本人だけかもしれません。まして食べるなんてフィンランドの人にとっては思いもよらないことでしょう。
この陽気のせいで、あっという間にツクシも出そろいました。
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